づいてきた一才桜
2015年05月06日
どうして最初は辿り着いたのか忘れてしまったけれど、春になると思い出して見に行くブログがある。近隣の公園などに出かけて撮った、季節の植物写真が美しいブログだ。
住んでいる所が近いせいか、馴染みのある場所も多く登場するので、花の時期を参考にさせていただき、出かけてみたことが何度かある。彼女の場合は、時には電車やバスを乗り継いで遠くまで出かけており、ああ、そこまで行っても充分に日帰りができるんだなと、それも参考になるのだけど、わたしにはなかなか真似できそうにない。
お忙しそうな上に、元気一杯な体調ではないように見受けられ、いつもお天気と健康への感謝が感じられる穏やかなブログだ。が、残念なことに、2012年のある日を最後に更新は唐突にプツンと途絶えている。わたしが知った時には既にそういう状態で、そこにはもう「過去」しかなかった。
わたしはその、彼女の6年分の、3月になれば3月の、4月になれば4月の記事を年ごとに見返して、写真の中の花に出会いたいという思いを膨らます。なのに、元気があっても、お天気でも、結局わたしは思い切って出かけることができずに、花の時期を逃してばかりだ。
えいっと出かけるには、いつも何かが足りない。あるいは、足りすぎているのかもしれない。
今年も彼女の記事をもう一度見直したくなる季節がやって来た。どうかまだそこにありますようにと願いながら、お気に入りに登録しているタイトルをクリックした。
Posted by 愛紛飛,情纏綿 at 12:32│Comments(0)